建築業界でも需要は高い

福祉住環境コーディネーターという言葉を耳にしたことはあるでしょうか。
東京商工会議所が認定する民間の検定資格を持った人のことで、高齢者や障がい者にとって住みやすい住環境を提案することができます。
福祉や医療、建築など幅広い知識を持つことによって福祉の現場だけでなく、建築業界においても必要とされる存在なのです。

また、現在の日本では超高齢社会を迎えており、様々な場所で居住空間の改善が必要となっています。
福祉住環境コーディネーターが建築士や工務店などと連携を図ることで、バリアフリー住宅や高齢者集合施設の建設、リフォーム、家具の選択や利用する際のアドバイスなど多くの仕事をこなすことができます。
多くの分野での知識を持っている福祉住環境コーディネーターだからこそ、それぞれの依頼者にとって最適である住環境を提案することができるのです。

今後さらに高齢化が進んでいくことを考慮すれば、知識以外にも介護業界での経験や、建築業界での経験を積んでおくと、よりよい提案ができるようになるでしょう。
そのため、介護士や建築士の資格を持っている福祉住環境コーディネーターも少なくありません。
依頼者とコミュニケーションをとることが必要なため、ロボットにはできないという点や、直接人のためになるという点でとてもやりがいのある仕事であるといえます。

このように福祉住環境コーディネーターは、建築業界においても需要が高まっている職業であり、大活躍することができるのです。