福祉住環境コーディネーターとは、障害者や高齢者に対して安全で住みやすい住宅環境を提案するアドバイザーです。

建築業界でその資格を生かせる仕事がしたい場合、いくつか手段があります。

まずは1つは建築会社に就職することです。

建築会社では主に建築士や現場監督として働けます。

現場監督として働いた場合は、月給約25万円～50万円程度の収入が得られます。

経験を積むほど、収入が上がる仕組みです。

福祉住環境コーディネーターの資格を持っていることは採用につながりやすいため、建築関係を就職先や転職先の候補として考えるのも有効な手段です。

その他には、ハウスメーカーがあります。

この業種では、一般事務からモデルルームスタッフ、営業、建築設計にいたるまで幅広い職種で福祉住環境コーディネーターの資格が活かせます。

月収は職種によって幅がありますが、資格手当が月に数千円から1万円もらえる企業もあります。

ハウスメーカーでは、福祉住環境コーディネーターの資格を持っているひとが優遇される傾向にあります。

その他には、リフォーム業者があります。

最近はお年寄りのリフォームの需要があり、お年寄りのことを考えて、手すりをつけたりバリアフリー化したりするなど、福祉住環境コーディネーターの資格を生かせる仕事は多いです。

リフォームの提案業務以外にも、契約や管理を行う営業職、コーディネーター職での求人もあります。

この場合は月給約20万円～30万円程度が相場で、福祉住環境コーディネーター１級を保有している場合は、月に5千円程度の手当がつくことが多いです。