福祉住環境コーディネーターとは、東京商工会議所が主催する民間資格で、高齢者や障害を持つ人が暮らしやすい住環境を提案することができる資格です。
1級から3級まであり、数字が小さくなるにつれて難易度が高くなります。
有利に転職を進めたい場合は2級以上を取得する必要があるでしょう。
詳しくはこちらのサイトを参考:http://xn--n8jub111ohvb22prs6b.com

この資格を持つ人は、病院や福祉施設を中心に高齢者や障害者が利用しやすい施設の実現に尽力しています。
しかしこれらの業界以外にも、この資格を有する人の活躍が期待される業界があります。
そのひとつが建築業界です。
福祉住環境コーディネーターは、介護や福祉に関する知識だけでなく建築の知識も持ち合わせているため、これらの知識を総合的に生かせる建築業界での活躍も可能なのです。

建築業界での福祉住環境コーディネーターの仕事は、福祉施設の建築や設計において、高齢者や障害者がより利用しやすい施設になるようアドバイスすること。
施設利用者のニーズを深く理解している福祉住環境コーディネーターのプロの視点は、福祉施設の建設におおいに役立ちます。
またバリアフリー住宅の建設やリフォームに関しても、この資格を有する人の介護や福祉に関する知識が必要とされているのです。

さらには公共施設や商業施設の建設に関しても、あらゆる人が快適に利用できる施設を実現するため、バリアフリーの観点は重要視されています。
そのため、これらの施設を建設する会社でもこの資格を持つ人の知識が重宝されているのです。
このように福祉住環境コーディネーターの資格は、医療や福祉業界だけでなく建築業界においても存在感が高まっています。
そのため、福祉施設の建設やバリアフリー住宅の建設を手掛ける会社や工務店に所属する建築士の間でも、この資格は積極的に学ばれています。